今週から中山・阪神・中京での開催ですね。中山と中京は秋のダメージが少しは残っていそうですが開幕週なのでそこまで気にする必要はなさそうです。連続開催になる阪神もコース替わりなのであまり気にせず。
ステイヤーズステークス(G2)
登録は14頭。暮れの中山の名物レースの一つだと個人的には思っているんですが、なかなかフルゲート16頭で行われることはないですね。出走してくれば面白そうだなぁと思っていた3歳馬勢も1頭もおらず。
最近の馬券傾向としては、1番人気の馬が相当数絡んでいますが過去レースの好走馬を見ると『アルバート』というこのレース特化型の名馬の名前が連なっているように『向き不向き』がはっきりと顕れるレースでもあります。今年の1番人気は去年の覇者オセアグレイトになりそうですがステイヤー(またはこのレース特化型なのか)としての真価が問われる一戦になりそうですね。
登録馬で前走馬券圏内に入っているのはオープン特別で勝利したカウディーリョのみ。前走順位は気にしなくていいレースではあるんですがここまで寂しい馬柱ばかりだと負の要素がいくらでも列挙できそうで判断に迷わされます(笑)、とりあえず今のところ気になるのは、アイアンバローズ、カウディーリョ、ボスジラ、そしてオセアグレイトですか。かなり特殊なレースであるがゆえにものすごく荒れることはなさそうだな、くらいのヴェクトルをなんとなく決めたところでその先は馬番が決定した後の時間に任せます。
チャレンジカップ(G3)
阪神内回りの2000m。12頭ということでこちらも頭数が少ないですね。
パッとメンバーを見ると3歳馬ソーヴァリアントで決まりじゃんかという思いっきりの先入観を感じざるを得ません。もう一頭の3歳馬ジェラルディーナもジェンティルドンナの娘で連勝街道まっしぐらですから人気になりそうで。あとは京都大賞典での敗戦で評価を落とすようなら面白いヒートオンビート。どれも上位人気にはなると思いますので、『馬券』ではなく『競馬』寄りなレースだな、と。
気になるのは何が逃げるか分からない展開面。このメンバーの中で先行力が一番あるのはソーヴァリアントでしょうが今回騎乗するルメール騎手は逃がしたくはないでしょう。先頭に立つとしても4角回ってからが理想でしょうし。
一頭だけスゴく不気味なのは岩田康誠騎手を配してきたカツジ。ダートに挑戦したり逃げたり追い込んだりとかなり迷走感たっぷりなレースばかりしていますが岩田康誠騎手だと人気より上に持ってくるんですよね。去年逃げきったスワンステークスの記憶もまだ新しく。馬自体は最近障害試験に挑戦して見事に合格したようなので陣営は長距離路線も視野に入れているんでしょう、父ディープインパクトに母父ホワイトマズルですから長中距離も血統背景からは範囲内。このレースへの出走はまだ分かりませんが、出走してくれば何をしてくるのか/もしくは何もできないか、そこらへんも楽しみにしたいレースですね。
チャンピオンズカップ(G1)
砂のチャンピオンを決めるに相応しい錚々たる顔ぶれですね。そしてそんな歴戦の強者達の中に殴り込む3歳牝馬ソダシ。面白そうなレースだなぁとワクワクするのと同時に馬券は難しくなるなぁという第一印象でもあります。ソダシは永久歯が生えて調子がイイ、という歯の記事を読みましたが浅薄な自分にはなんだかピンと来ない情報でした。笑。まぁ絶対に無視は出来ない存在ですから買い目には入ってくると思います。
過去結果を観てみると8枠は極端に来ていませんね、1800mといえどもマイル実績馬でも充分に活躍できるコース形態からなのかスピード感を持ってロスなくレースを運べる内寄りがやや優勢のようで。ただ、内側有利と言ってもそれは先行馬に限られているようですが。
各馬の近走だけを見ても今年は先行したい実力馬が多いです。その潰し合いを願って後ろからの競馬を仕掛けてくる馬からの馬券に今のところは妙味を感じていますが先行馬が全て潰れるということは考えにくいのでそこらへんの取捨もこのレースの予想の肝になりそうですね。
どの馬も書きどころや書き甲斐のある豪華なメンバーです。週中にもたくさん情報が流れてくると思いますがそれぞれを参考にしたりしなかったりしながら週末までに煮詰められればいいなと感じています。
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