3日間開催時の月曜日の枠順は土曜日の朝に確定でしたので、ローズステークスだけ枠順込みでの観測で。
どちらの開催も台風の影響をどこまで受けることになるのか気になるところですね。
ローズステークス(G2)
某サイトの仮想オッズで1番人気の7枠14番アールドヴィーヴル。
桜花賞、オークスともに5着の実力馬、松山弘平騎手も継続騎乗ですし人気になるのは当然ですね。枠の有利不利は今はあまりないと判断できるコースなので極端な枠でなかったことも良い方向です。重めの馬場には強そうなので雨の心配も不要な感じでもあります。
気になるのは、キャリアの少なさと馬体重ですか。キャリア4戦というのは大事に使われている証拠でもありますが、そういった使い方しかできない貧弱な面もあるのかなとも受け取れ、新馬戦から前走のオークスまでの約8か月の間に20kgも体重を減らしてしまっているのもそういった面からのものかなとも感じさせます。今回+10kg超で出走してくれば何の問題もないんでしょうが、飽くまで本番前のステップレースであるこのレースに対してどこまで調子や体調を上げてくるんですかね。過剰な人気になるようなら、あまり喜んで買える馬ではない気が今はしています。
前走オークス組では。騎手込みで3枠5番クールキャットは良さそうですね、戦績からも左回りが得意らしいというのが伺えます。5枠10番エイシンヒテンの陣営が逃げ宣言に近いことを言っていたので、すんなりとその後ろあたりに付けての競馬が出来そうなのも良い材料でしかありません。ただ、収得賞金的に秋華賞の出走はほぼ確定しているので、ここにどれだけ照準を合わせてきているのかこちらも判断が難しいところです。
他では。
6枠12番アンドヴァラナウト。全レースを観て思ったのは、頭は高いけど真っ直ぐ走ってくるなぁ、と。ずっと騎乗している福永祐一騎手もすごく乗りやすそうで。今回のレースでは上記2頭の次あたりの人気になりそうなので伏兵とは言えませんが、今回も今後も期待していい1頭なのではないでしょうか。
7枠15番オパールムーン。一気の距離延長で横山典弘騎手はどんな乗り方しますかね。流石に最後方からでは3着以内までに届かないことを承知していると思いたいところですが、いかんせん横山典弘騎手ですからね、『別に届かなくてもイイ競馬が出来ればそれだけでイイんだよ』とか普通に言えちゃうような人なので。馬券を買う人間達のことは本当に頭の中にないというか、純粋な競馬戦士というか、、と、なかなか言表しにくい騎乗をする騎手です。 まぁ、そこらへんも彼の魅力の一つでもあるんですけどね。
セントライト記念(G2)
ローズステークスよりもこちらの枠順の方がよっぽど気になるところではあります。
今年の出走馬を眺めると前走ダービー・そしてそこで先行する競馬が出来ていた馬はかなりの確率で馬券に絡んでくる感じがしますね。1番人気になるであろうタイトルホルダーと上位人気のグラディアス。馬券は堅く収まりそうな匂いがプンプンと。
そこに食い込んでくるなら。
春の無念を晴らすべく夏競馬で力を付けてきたソーヴァリアント、共同通信杯ではその後のダービー1,2着馬に割って入っていたヴィクティスファルス、あたりになりますかね。
上位人気の他の馬達。
ルメール騎手騎乗のオーソクレースは骨折明けですからその調整レースと割り切って、買うにしてもヒモ程度とした方が今回は得策でしょうし、ルペルカーリアは地力は高そうですが大跳びなので中山芝コースとの相性がどうしても懸念されますね。
少し不気味さを感じるのはレインフロムヘブン。レースの度に馬具を色々調整していて今回はチークピーシーズ着用ということで。レースでも逃げたり追い込んだり試行錯誤してますが、穴人気時の堀厩舎と石橋脩騎手は恐いですからね。内枠を引ければ一考の余地ありかなと思います。
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