ふと、このブログを始めてからの馬券展望や買い目を振り返ってみて。
京都競馬場工事の影響でコース変更が行われたレースへの読みに見当外れのものがすごく多く、自らの対応力や柔軟性の無さを痛感しています。過去からの理を詰め込んで馬券を考えるタイプの自分としては2023年3月までこれが続くのかと考えると鬱転しそうになりますが、付き合い方を工夫していければそういったレースも楽しめるようになるかもな、と。
今までは全レースに対して『馬券』の方に比重を置いてきましたが、2023年までコース変更されているレースに関しては『競馬』の方にその針を傾けた方が観測が上手く填まるかなと、先週の菊花賞を観ながら想った次第ですがきっと薄弱な迷妄思念かなにかでしょうね。笑。
アルテミスステークス(G3)
G3に格上げされてから8年目ですか、もうだいぶ定着してきたレースですね。地力が問われる東京マイルでの実戦経験を牝馬限定戦で行える貴重なレースなので陣営としても使っておきたい舞台。そういうレースですから過去の勝ち馬はすごく豪華です。その代わりと言ってはなんですが2着、3着の馬はその後の活躍が出来ていないのも特徴的で。
レースとしては先日同コースで行われたサウジアラビアロイヤルカップ同様、どちらかと言えば少頭数ということもあり大きく紛れることは考えにくいですね。今年も何頭かの評判馬が出走予定で、その所有者である強豪馬主さん達の戦いになりそうです。この時期の2歳戦は順当に決着して、荒れてくるのは年末あたりからということが多いので穴っぽい馬を見つけるのはまだ先かなと考えるのが適当な気もしますし。
全ての馬が1戦か2戦しかしていないので絶対数は少ないですが、全馬のレースとパトロールを観てこの馬は強そうだなぁと感じたのはベルクレスタとミントでした。週末にはどう変わっているか・変わっていないか、ですね。
スワンステークス(G2)
今年は京都芝外回り1400mから阪神芝内回り1400mにコース変更でのG2スワンステークス。正直レース名称を変えてほしいくらい条件が異なりすぎて困ります。本番であるマイルチャンピオンシップが今年も阪神なので理解できるといえば出来るんですけどもマイルチャンピオンシップは外回りですからね、その前哨戦と位置づけられているこのスワンステークスの結果は今年に限っては全く参考にならないんだろうなとも思います。まぁこのレースはこのレースという感覚で臨みましょう。
出走登録馬を見ると。
ホウオウアマゾンとルークズネスト。もうかなり言い続けていて申し訳ないんですが『2000m以下の古馬混合では3歳馬を』の2頭が登録しています。3歳勢の勢いに逆らう気はないのでもう無条件でこの2頭からの馬券になると思います。仮想オッズではどちらも上位人気なので軸を絞りたいなぁとも思いますがビビりな自分にその取捨は出来そうにないので(笑)、買い方を問われることになりそうですね。実績上位だったり不気味な古豪も何頭かいます、そして短距離の内回り芝で良く観られる4角でのごった返し、それらの障壁を3歳馬が気持ちよく一蹴する場面を観れれば嬉しいですね。
天皇賞(秋)(G1)
コントレイル、グランアレグリア、エフフォーリアの東京芝2000mでの激突です。名前だけ見ればもうこれだけで決まっちゃうよね、と言ってしまってもいいぐらいの面子。三冠馬、去年の最優秀短距離馬、今年の皐月賞を勝ちダービーもハナ差2着だった馬、ですからね。実績で対抗できるのは菊花賞と天皇賞(春)を勝っているワールドプレミアになるんでしょうが今回は近年スピード決着の傾向が強まりつつある天皇賞(秋)、スタミナ勝負が得意な同馬にはかなり分が悪い気がします。
スワンステークスの展望にも書いた『2000m以下の古馬混合では3歳馬を』のエフフォーリア。騎手は先週の菊花賞を見事な騎乗で制した横山武史騎手、馬の強さも騎手の勢いも確実にあります、ただ今回は現役最強馬陣の中の2頭が相手。どこまで通用するかですね。仮に3歳馬が勝利すればシンボリクリスエス以来の19年振りということでそんな場面も観てみたくもあるんですけどね。
少しオカルティックな話だと。
今秋のG1シリーズ、スプリンターズSは全頭関西馬だったので置いといて、秋華賞・菊花賞の結果はどちらも『関東馬・関東馬・関西馬』での決着になりました。関東馬がここまで強いのもなんだか不思議で西高東低が通常である競馬界のパワーバランスがこの秋冬だけ?は変わるのかなとも思っていたり。それを今回の3強に当てはめると関東馬はグランアレグリアとエフフォーリア、関西馬がコントレイル。自分としてはその関東馬2頭にいつも堅実に走るカレンブーケドール(関東馬)も入れて関東馬3頭軸からの3連複や3連単なんかも面白いかなと怪しく想っていたりもしています。
あ、もっと酷いオカルトだとコントレイルの毛色である青鹿毛の馬は2着はあるけど優勝したことはない、なんていう話もあり。笑。
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