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2021年 サウジアラビアRC /毎日王冠 /京都大賞典。 少しだけの展望。

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サウジアラビアロイヤルカップ(G3)

G3に昇格して7年目の東京芝マイルでの2歳戦。

過去の勝利馬や連対馬がものすごく豪華なレースですね、のちのG1馬もズラリと並んでいます。この時期の2歳戦は未来のG1馬になると思われる馬達と1勝クラスで打ち止めになってしまうかもしれない馬達が一緒に走るレースが多く、はっきりとした勝負付けや格付けが自然と行われるので大きく紛れることは少ない気がします。純粋かつ少し複雑な地力勝負。

今年の登録馬は寂しい8頭。有力馬の出走登録を見て回避した馬も少なからず、という噂もチラホラで。
評判馬の2頭、コマンドラインとステルナティーアが出走してきます。どちらもノーザンファーム生産馬、同じ馬主さんでもありますから同じ勝負服が揃ってのゴールもありそうですね。両頭とも関東馬なので輸送がないという点も特にこの時期の馬としては重要です。

馬券としては。

人気のノーザンファーム生産馬には逆らうな、というのが定石なレースなので捻ることはしないと思いますし『見』しようかなとも思っていますが、ドレフォン産駒の関西馬ウナギノボリが気になっていたりもして。笑。新馬戦で見せた、発火点までが長いけどエンジンが掛かった瞬間に一気に爆発した末脚、開幕週で前有利とはいえ府中の長い直線で少頭数であればの一発に期待するのも楽しそうだなぁとか。

毎日王冠(G2)

東京芝1800m 、非根幹距離でのG2レース。

今年の出走登録数は13頭。重賞勝利馬も多く、頭数のわりには好メンバーが揃いましたね。

1番人気はNHKマイルカップ王者のシュネルマイスターになるんでしょう、マイルカップ勝利後に駒を進めた安田記念でもグランアレグリア、ダノンキングリーとの激しい鬩ぎ合いの中で価値ある3着。そして、きっと今年はもうその勢いが止まらない3歳勢。1800mという距離も弥生賞2着という実績があれば特に問題はないでしょう。安田記念での好走は斤量の有利さからだったと指摘される方もいますが、斤量差のないこのレースでその実力と勢いを魅せてほしいですね。

安田記念でグランアレグリアとの戦いを制し、念願の初戴冠を果たしたダノンキングリー。叩き台のレースを横綱相撲で勝って本番になると脆くなる、というイメージを払拭した一戦ではありましたが8番人気まで評価を落としてでの勝利。人気を背負っての本番になるとどうしてもどこかが頼りない気がしてしまう馬です。ですが、今回のレースは飽くまで叩き台、このタイミングに於いては人気・能力通りの走りをみせてくれると思います。実績的には断然の最上位ですからここで簡単に負けるわけにはいかないですしね。

そして海外G1ドバイターフで2着だったヴァンドギャルド。レース動画を観ると、内ラチ沿いの経済コースを丁寧に通り、直線では何のロスもなく抜け出しての2着。海外と国内の力関係というのはどう算段するべきなのか、そこらへんはまだまだ判然としません(一生無理なんだろうなという予感も自覚のうえで)が、決して弱くはない馬、という評価あたりが妥当でしょうか。次走は再び海外G1挑戦へのプランという記事もあったのでここへの意気込みも少し測りかねるところではあります。 

開幕週での1800mという点だけで面白そうだなと感じる馬はトーラスジェミニ。

逃げることだけは無理矢理にでも避けて、ダイワキャグニーの番手に付けられれば残り目もある気がしますがどうなるでしょうね。 

京都大賞典(G2)

今年の舞台は阪神芝外周り2400m、従来の京都芝外回り2400mとは全く適性が異なるレースになったので予想前から頭の中がグチャグチャと攪拌されてしまうレースですね。笑。

出走登録馬は14頭。

1着馬に天皇賞(秋)への優先出走権が与えられるトライアルレースではありますが、メンバーを見るとどの馬も一長一短で有力馬がいない感じです。

一応の人気は菊花賞2着のアリストテレスになるんでしょうか、この馬の成長力やパンパンの良馬場への適性に疑問符しか浮かばない自分にとっては穿りやすい人気馬ではあります。ですが他に強調できる馬も今の段階ではこれといっていません。開幕週で内枠有利になる確率は高いので、前に行ける脚を持った実績馬のキセキやステイフーリッシュ、コース実績のあるヒートオンビートが内枠を引いたら粘っこいレースをしてきそうな気がする、といったぐらいですか。

なんにせよ。

枠順発表を待って、その枠順に依存する部分を多めにした予想が適解に近いのかなと思っています。

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