馬券展望
土曜の中山芝のレースを観ると内枠が妙な感じで結果を残していました。
スプリンターズステークス、このレース自体の過去データにおいてもその傾向はかなり激しくて。
元より人気馬がものすごく強いレースであり、前哨戦であるセントウルステークスがかなりのハイレベルだったので、そこを使って前向きな結果を出してきた馬達が内側に入れば荒れようがないレースかなと思っていましたが、今回は2枠4番にピクシーナイトが入ったのみでそれ以外の人気馬は外側。これは慎重に考えなければいけない点のうちの一つ。もう一つの点は3枠6番に入ってしまったメイケイエールをどう扱って予想を組み立てるか。誰もが望まない内側に入ってしまったので彼女よりも外に入ってしまった馬も騎手もその負でしかない存在を無視してレース展開を考察することは難しいと思うので。馬の特性上、内への暴走はしないでしょうから、この馬がもたらす外側の馬達への影響が内側の馬達には有利に働きそうな気もしますし。
週初めに書かさせていただいたように今開催の中山芝での重賞は単純に内側の馬から入るというロジックでの予想になるのでピクシーナイトは確実に買い目に入りますが、その買い方に悩まされそうな気しかしないのも事実ですね(笑)
馬券の買い目
考えれば考えるほど人気3頭はどの馬もあっさり勝って不思議ではない感じです、3頭で3着まで決まってしまえばそれもそれで割り切れてしまう結果でもあります。ですが、どうしても6枠12番レシステンシアは危険要素が多いというか強調できる材料が少ないという感じが否めないので軸は2枠4番ピクシーナイトと7枠14番ダノンスマッシュとします。
ピクシーナイトは内枠を引けた時点でその強運さを感じました。内枠に有利な馬場、メイケイエールの内側、逃げるモズスーパーフレアとは同厩舎でありペース調整も他馬より有利で、そしてなにより今年の短距離路線は3歳馬が異常に強い。これだけの好条件が揃って馬券圏内を外すのであれば天災レベルかなと少し大袈裟すぎるくらいの表現にしときます。笑。
ダノンスマッシュは外枠なのでメイケイエールの煽りを少なからず受けるであろうという点だけは不安ですが、陣営コメント等を読んでも状態に崩れはなさそうですし去年のようなレースが出来れば今年のメンバーならその経験値も含めて力は一枚も二枚も上だと思います。
馬券は。
上記2頭を軸にした、3連複、内枠の人気薄馬へのワイド、レシステンシア2着付けの馬単、枠連、となります。
回顧
3歳馬ピクシーナイト、ただただ強かったですね。内枠有利馬場や展開の綾を全部味方に引き込んでの1着、完勝でした。それらを味方に出来たのも馬の力があってこそ。王道の競馬というんですかね、2歳時は逃げていたこの馬の自在性をレースごとに引き出していって結果を残した福永祐一騎手の手腕も見事としか言いようがないです。しっかりと培われてきた今のこの馬のセンスであれば脚質に囚われないどんな競馬も出来そうなので、暫くは短距離路線(マイルまでは大丈夫そうな気もしていますが)の主役と言っていいのではないでしょうか。次走は香港という近年の既定路線でしょう、3歳でこの完成度ですから未来をより広げる為にも結果を残してほしいところですね。
2着のレシステンシア。レースでは負けてもやっぱり力のある馬なんだなと感じることが出来たレースでした。差す競馬は不得手なんじゃないかという憶測から評価は下げましたが、全然そんなことはなかった競馬。そして、これは6着になってしまったダノンスマッシュにも言えることですが、今回は枠の差での敗戦でしょう。枠によって有利不利のないコースも沢山ありますが、コースによってはその枠の差が誤差レベルでは済まないほどの結果を生む場合もあります。今回3着入線のシヴァージはもろにその恩恵で。勿論、そういった不平等感も競馬と馬券の要素の一つとして楽しまなければいけませんし、これからもこういったレースに臨んでいかなければいけませんからしっかりと考察していきたいところです。と、話が逸れました。笑。
あと触れておきたいのはやっぱりメイケイエール号。通常のレース映像ではなくパトロールビデオを見れば歴然ですが、今回もやらかしていましたね、、直接的にはタイセイビジョンとエイティーンガール、他の馬達もその二次的被害を受けていました。メイケイエール自体は4着で結果として上々なんでしょうが、やがて本当に事故になる気しかしません。そして事故が起きてからでは遅いんです。この馬の地力の高さは疑いようはないのですが、レースを使いながらでの矯正はもう無理なレベルなのではないかなと個人的には感じていますし、その矯正相手にされる他の陣営にも迷惑でしかありません。JRAは厳しい措置を一考してほしいですね。
馬券の結果
・収支：＋1670円
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